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店内の客は僕を含め4~5人程度
楽しそうに話す恋人達
教科書を広げ忙しそうに何かを書いている学生
同じ空間にいながら
それぞれがそれぞれの世界にいるようだった
そんな中 僕はただただ
窓の外の雨を眺めるばかり
丁度 あの時もこんな雨の日だっただろうか……
忘れたくても
忘れられない
消したくても
消えてはくれない
そんな雨の音で
脳裏に浮かんだのは
僕が僕であることを捨てたあの日…
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