「弁当シェフ」の完璧な道具一式

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「弁当シェフ」の完璧な道具一式

 それぞれの芸術同様、弁当のアートにもちょっとしたパレットのような小道具類が必要である。 -色とりどりの弁当を作るため、様々なモチーフを得るための箱(プラスチック製、木製、ステンレス製) -あちこちに弁当を運ぶための(綿の)袋 -おにぎり(米のボール)の箱 -弁当用カップ(サラダや米を入れるための、紙製の小さなカップ) -食用着色料 -ゆで卵用の型と、動物や車などの形をした型抜き -ストラスブールソーセージ(※1)をタコやカニに変身させる道具 -草の切れ端や、その他かわいい(※2)モチーフの外見を持つ仕切り -色つきの動物の形をしたピック -ドレッシングや醤油を入れるための動物の形をしたプラスチックの小ビン -箸 (原文P24) ※シェフ(chef)は日本語だと料理人の意味があるが、フランス語では原則として英語のchief、リーダーや上司の意で使われる(料理長の意味もある)。ここでは「弁当の達人」くらいの意味。 ※1 ストラスブールソーセージ(saucisse de Strasbourg):牛肉ソーセージのこと。ストラスブールはフランス北東部の地名。 ※2 かわいい:英語のcuteやprettyに相当するjoliやmignonといった語とはまた違うニュアンスを持った言葉として使われる。
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