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「僕が料理するよ」
「では私も手伝おう」
以前悠が遥に料理を任せた時のこと、ただの目玉焼きが何故か紫色の液体に変わった事があった。
悠はその後激しく後悔をし、その為遥はキッチンへの出入りが禁止になっている。
今回も遥には丁寧に遠慮してもらった。
PM 07:30 夕食
「朔月起きろ」
「遥さん…」
朔月はガバッと勢い良く起きると時計を確認する。
「ヤバい寝ちゃってた。
夕食の用意しなきゃ」
「それなら大丈夫だよ。
僕が作ったから」
そこにはもう既に3人分の料理が並んでいた。
「今日はブリの照り焼きだ」
自信満々に言う遥だが、何一つ手伝っていない。手伝って貰っても逆に困るのだが…
「お兄ちゃんありがとう」
3人はそれからクイズ番組を見ながら夕食を取った。
お兄ちゃんありがとう…
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