52人が本棚に入れています
本棚に追加
「ただいまぁ」
ある日の昼下がり平和な日常
買い出しに行っていた朔月が帰って来たようだ。
「おかえり」
「あれ、お兄ちゃんがリビングでテレビみてるよ」
「たまにはね。
仕事も早く終わったし息抜きさ」
「じゃあお茶入れるね。
ケーキ買って来たんだ」
朔月はそう言うとパタパタと早足にキッチンへ向かった。
紅茶の良い香りが漂って来る。
ある日の昼下がり平和な日常
悠は久々に見るテレビに向かって大きなため息を吐く。
「久しぶりにテレビを見ると知ってる番組がやってないよ」
キッチンから朔月の笑い声が聞こえた。
最初のコメントを投稿しよう!