〈Ⅳ〉~遥の求人

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  -------------- --------- ----- それからまた更に一週間が過ぎたある日の昼下がり… 「久しぶりだね」 悠はニヤニヤと顔を綻ばせながら遥を迎え入れた。 「いらっしゃい遥さん お茶入れるね」 遥はえらく疲れた顔と不機嫌そうな顔をしていた。 「今月はもう仕事をしないぞ」 今月と行っても本日は月の始めの日であり、悠が言っていた、夏野がクビになるであろう2週間後が過ぎた時だった。 「夏野さんはどうしたんだい」 朔月は直ぐに書斎に戻って来ると、暖かい紅茶では無くよく冷えた麦茶を差し出した。 遥は差し出された麦茶を一気に飲み干す。 初夏の暑さは麦茶を一層美味しくした。 「彼女なら悪いが辞めてもらったよ」 ほらね、と朔月に得意げに笑ってみせる悠  
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