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家に帰ると早速お菓子を作り始める。
朔月は良くお菓子を作るので、大体の材料は家に揃っているので心配はない。
「パイシートあるし簡単なところでアップルパイとかどうかな」
緋色はアップルパイと言う単語に目を輝かせていた。
そして大きく2回頷いた。
「じゃあリンゴの皮剥こうか」
朔月は一個丸々は危ないと思ったのか、6等分に切ってから緋色に2つ渡した。
「こうやって包丁は抑えて、親指でリンゴを引き寄せるようにして」
そう言ってリンゴを剥いてみせる。
緋色も真似をするが、必要以上に皮が厚くなってしまう。
歪な形になる。
「大丈夫上手だよ。それにリンゴは一口サイズに切るから形は気にしない、気にしない」
朔月は笑顔を緋色に向ける。
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