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そんな様子を見ている悠と遥。
「お前はあのくらいの年に朔月にプレゼントとかしたのか」
「そう言えば…」
悠は懐かしそうに朔月を見てから、遥を見た。
「あのくらいの年じゃないけど、初めて自分でお金を稼いだ時、朔月の為にホールのケーキを買ったよ。
自分の為に使ったのは初めてでさぁ」
「朔月は喜んだろうさ」
その言葉に悠は吹き出した。
「それが2人で食べるんだからSサイズにすれば良かったんだけど、僕Lサイズ買ってね。
結局気持ち悪くなってしまって全部食べれないし、朔月は無理して次の日まで真っ青な顔してたよ」
悠はさぞ楽しそうに語っていた。
「良い事だな」
「そうだね。
それが手作りなら尚更ってね」
2人は楽しそうに、楽しそうに料理をする2人を見ていた。
きっと一生と言える思い出になるのだろう。
悠がそうであるように…
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