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紗綾!紗綾!早く起きなさい!
朝早くから母の声。
眠い昨夜も寝るのが遅かった。
ん~・・・。
紗綾!あんた今日からバイトで朝早いって言ってたでしょ~。
わぁーそうだった。
紗綾ゎ慌てて飛び起きた。やっと見つけたバイト。
老人ホームの食事作りだ。午後2時にゎ終わる。
行ってきま~す。
自転車に乗り川沿いを走って20分、小高い所に老人ホームゎ有る。
裏の職員出入り口から入りインターホン押した。
おはようございます。今日からバイトに来ました。
藤田紗綾です。
カチッ!鍵が開いた。
入り下さい。
上履きに履き替え事務室に向かった。
藤田さん、今日からね。
この白衣を、使って下さい。更衣室案内します。
事務室の隣に六畳位の広さに、ロッカーが並んで有る。
一番窓側のロッカーを使って下さい。
着替えが済んだら、食堂に案内しますので、着替えたら事務室まで来てください。
はい。
着替えを済ませ事務室へ。食堂ゎ二階。ホームに居るお年寄りも二階に居る。
食堂に入り厨房に。そこにゎ三人。おじさんとおばさん2人がいた。
小林さん。こちら藤田さん宜しくお願いしますね。
こちら小林さん栄養士さん小太りのおばさんが、明るい声で、
小林です。宜しくね。
こちら、河田さん。
宜しくね。
こちら、坂本さん。
宜しく。
でゎ、後ゎ宜しくお願いします。と言って案内をしてくれた。小柄な女性ゎ事務室に戻って行った。
藤田さん。今朝食が終わり、食器類の後片付けをしているところです。
でゎ棚の方にしまってもらおうかしら。
定吉さんに聞いてね。
あっ坂本さん。私たち、定吉さんて言ってるの。
紗綾ゎ定吉さんに聞きながら食器を片付けた。
時間を見たら8時半。
厨房の奥に小さい部屋が有り、そこにゎ4人分の朝食の支度がしてあった。
休憩30分。食べ終わると、お茶の時間になるので、お茶の準備と同じ進行で、昼食の支度が始まった。
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