短編その①。二人の絆

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そんな中、本日の主役のなのはは本局の中庭でそわそわしていた。中央の時計をチラチラ見ては周りを見回し、また時計をチラチラ見る。これを繰り返している。 「なのは…何やってんだろう?」 「そやね…落ち着きがあらへんけど…」 そんななのはの様子をなのはの親友、フェイトとはやてが見ていた。確かにはたから見れば落ち着きがない様に見える。実際そうなのだが。 「もしかしてアレかな?ほら、今日なのはの誕生日じゃない」 「あ、そういえばそやね。でも…それとどんな関係があるん?」 「前になのは言ってたじゃない。ユーノとデートの約束したって」 フェイトの言葉を聞いてはやては納得した。確かに前になのはがとても楽しそうに話していた。 「けどそれやとおかしいやん。ユーノ君約束破る人ちゃうで?」 「そこなんだよね。今日の事ユーノが忘れたとは思えないし…」 二人が影で思考を巡らせていると…
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