第二章:帰還

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第二章:帰還

私は 体を失って、初めて気付く 魂(ココロ)を失った私の体は 元より永遠に朽ちることは無く 老いることもい私の体は 魂を失って 更に、それは人とはかけ離れたものになっていたことに 近くから 遠くから見ていて 私は私自身の姿に悲しみ、嘆いた それはまるで 親しい人間を失った時のように 私が求めた自由は こんな 動く屍のようなものだったのか と 私は嘆く だが 何故 私は気付いていないのか… 私は望む 体と魂が再び一つに戻る その時を…
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