第一の二択

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「何なんだよ…」 また母さんからだろうと思いながら画面を確認した 通知不可能 ……は? 見慣れない表示に疑問を持ちながらも俺は電話に出た 「……誰だ?」 ……… ………… …………… 返事がねぇ…イタ電か? 「今から二択に答えてください」 突然声が聞こえてケータイを落としそうになった 「…二択?」 「君の足元に落ちてる紙屑と君が幼い頃大事にしていたオモチャ。どっちが大事?」 何だ…?このふざけた電話は… 「どっちも大事じゃないんだけど…」 「ダメです。必ずどちらかを選んでください。選ばなければあなたは死にます」 何言ってんだコイツ…めんどくせぇ… 「じゃーオモチャで!」 「では、君の足元の紙屑は無くなりますがよろしいですね?」 その言葉を聞いてふと足元を初めて見た
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