第1章 ~予言~

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― ここ「樹擂-ジュライ-」は、 「光倭-コウワ-」と 言われる光を 自ら発する"星"を 中心に回っている 大きな "惑星"である。 この「樹擂」は、緑がとても豊かで、 たくさんの生き物たちが 暮らしている。 そして「樹擂」には 変わった 力を持った者が住んでいた‥ 一つは "樹人族-キートゾク-"と呼ぶ、 「聖なる者」が 束ねている種族。 もう一つは‥ "妖族-ヨウゾク-"という "樹人"や他の生き物を 補食する者たちの種族である。 この二つの種族は 長い年月の間 争っていた‥ 何度も"樹人族"の国々が襲われ、 たくさんの人たちが犠牲になった‥ 〝樹人族"は それぞれの国境に バリケードを 作り、 容易に "妖族"の者たちが 入らないように していったのだった。 しばらく、各国の治安は 安定し、 平和が戻ったかにみえたが‥―
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