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「はぁ‥外に出てみたいなぁ‥。」
「あの‥ 青龍様‥。ここで
何を なされているのですか?‥」
「え!?‥あ!そのぉ‥」
いきなり 後ろから声をかけられて
ビックリした‥。
黒髪で 背の小さな彼女は、
ここの使用人である。
名は、"花緒-カオ-"という。
私と年の近い彼女は、よく
私の話相手になってくれた。
「まさか‥!また、侍女たちをつれずに
お一人で 出歩かれておられたのですか?」
「ち‥違うよ!!
少し 休憩を してただけよ!」
と、言い訳する‥。
「お退屈なのは‥わかります。
ですが!!
もし‥神龍様に 見つかりましたら‥
怒られてしまいますよ?‥」
「わ‥わかった!
部屋に 戻るから‥大声ださないで‥!」
「部屋まで お連れしますね?
また どこかに行かれたら‥
困りますので‥。」
「はいはい‥。」
しぶしぶ 部屋に帰る事に なるとは‥。
「また‥いつか 王宮の外にでれますよ‥。」
「いつだろうなぁ‥。父上は、絶対‥
許可してくれないだろうし‥。」
と、愚痴をこぼす毎日だった。
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