第1章 ~予言~

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「はぁ‥外に出てみたいなぁ‥。」 「あの‥ 青龍様‥。ここで  何を なされているのですか?‥」 「え!?‥あ!そのぉ‥」 いきなり 後ろから声をかけられて ビックリした‥。 黒髪で 背の小さな彼女は、 ここの使用人である。 名は、"花緒-カオ-"という。 私と年の近い彼女は、よく 私の話相手になってくれた。 「まさか‥!また、侍女たちをつれずに  お一人で 出歩かれておられたのですか?」 「ち‥違うよ!!  少し 休憩を してただけよ!」 と、言い訳する‥。 「お退屈なのは‥わかります。  ですが!!  もし‥神龍様に 見つかりましたら‥  怒られてしまいますよ?‥」 「わ‥わかった!  部屋に 戻るから‥大声ださないで‥!」 「部屋まで お連れしますね?  また どこかに行かれたら‥  困りますので‥。」 「はいはい‥。」 しぶしぶ 部屋に帰る事に なるとは‥。 「また‥いつか 王宮の外にでれますよ‥。」 「いつだろうなぁ‥。父上は、絶対‥  許可してくれないだろうし‥。」 と、愚痴をこぼす毎日だった。    
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