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「君、バスケ部入るの?」
確かにこの状況をみて
演劇部に入るの?とは聞かないだろう。
「えーっと、部活はしないというか・・・」
改めて彼女のほうを見る。顔だけしかみていなかったから気づかなったが、どうやら彼女が着ているのはバスケットのユニフォームのようだ。
「へぇ、あんなにキレイなシュートうつのに?」
そう言って彼女はゴール下に転がったボールを拾って、両手でシュートを放った。
「生まれ持ったセンスでカバーすればあのくらい普通ですよ」
と言うと彼女はくすっと笑った。
入学早々、誤ったキャラ作りをしてしまったようだ。
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