303人が本棚に入れています
本棚に追加
「ガンガンわいにまわせぇ!」
「そう簡単に点を許すと思うなよ!」
しだいに両チームはセンターにボールを集め、ゴール下中心の勝負になる。
遠藤のプレーに黒田は引けをとらず、さらに岸のスリーも決まり第3ピリオド中盤で68-67と一点差まで詰め寄る。
まさに秀応高校が波に乗りだしたその時だった。
「リバウンドォっ!」
北高校、横山がうったシュートが外れリングに当たって大きく弾かれた。
「岸!いけるぞ!」
「横山!とれっ!」
二人の視界にはボールしか見えていなかった。
「危ねえ!」
「――!!」
そのままの勢いで正面から激突した。
最初のコメントを投稿しよう!