第四章:No.1

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黒田がマークを引き付け、郁がフリーの状態でパスをうける。 「二宮、フリー!」 "外れる・・・" シュートモーションに入ることなく、郁は再び黒田にパスを返した。 だめだ、うてない・・・ 「ぐっ・・・!!」 黒田は遠藤の厳しいマークにゴール下へ侵入できない。 「黒田サン、※24秒!」 ジャスティンが黒田のすぐ後ろに回り込むが・・・。 (※24秒ルール、ボールをコントロールしたチームは24秒以内にボールがリングに触れるよう、シュートをうたなくてはいけない) ブー! 「あぁ、ヴァイオレーション!」 結局24秒で攻めきれず、ボールは北高校へ。 「おっしゃあ!遠藤ナイスディフェンス!」 「二宮!外しても構わないからフリーは必ずうて!」 南監督からげきが飛ぶ。
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