303人が本棚に入れています
本棚に追加
フリースローは2本とも決まって、差は14点。
「黒田!」
なんとかこの状況を打破しようと松下はチームの柱、黒田にボールを回す。
秀応高校はここで得点できないとなると、相手が点を決めた場合15点差開けられてしまう厳しい展開になる。
「うてるもんかいな!」
黒田の前には巨人、遠藤が立ち塞がった。
「くそっ!」
黒田が引く。
「ヘイ!」
パスを要求したのは中目黒だった。
右側スリーラインより後ろ、フリー。右はディフェンスが手薄、中目黒の突破力なら充分得点が狙える。
しかし、中目黒はシュートをはなった。
それは綺麗な放物線で、ゴールの中央を通過した。
「な、スリーやと!?」
最初のコメントを投稿しよう!