第六章:Change & Challenge!

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「い、いや・・・先生もお忙しいでしょう?」 ただでさえクタクタだというのに、その上監督つきで練習はさすがにごめんだ。 「そんなことはない」 きっぱり言われた。 そこへ愛先輩も加わり、監督に「おまえら、できてるのか?」と言われつつ、自主練を開始した。 「岸が怪我で戦列を離れているかぎり、うちの長距離シューターはお前しかいない」 監督は郁にスリーポイントシュートをうつよう指示した。 こんなにクタクタで、リングに届くだろうか・・・。 「疲れているからこそ、全身を使ってうつんだ」 全身・・・ 膝を曲げて、力をボールに伝える。腕は力んではダメだ。コースがズレる。 そして高く跳ぶことを意識する。
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