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「疲れたねー」
練習を終えたときすでに8時をまわっていて、外はひんやりとしている。
「すいません、こんな時間まで・・・」
シュート練習に付き合ってもらったはいいが、結局郁と監督のマンツーマンで時間が過ぎていった。
「ううん、それより郁くんほんとシュート上手だね」
「まだまだ、ですよ」
照れ隠しではなかった。
昔に比べたら・・・。
いや、ダメだ。もう昔のことは考えないって決めたじゃないか。
「だから、もっと早く、正確になるまでうちつづけます」
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