第一章:ショートヘアーの彼女

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ドリブル、身体の使い方、そしてシュート、全てにおいて動きにキレがある。 「秀応にこんなやついるんだ・・・」 おっといかん、バスケ部とは極力絡みを避けたい。 郁はこっそりと立ち去ろうと身体の向きを変えた。 「ここに来たってことは、バスケ目当てだよね?」 気づいてたなら、早く言えよ!再びゴールのほうに顔を向ける。 「ちょっと道に迷っただけだ」 そう答えようとした時、 「あ、この前のバスケ少年!郁くん!」 タイミング悪すぎですよ。
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