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4月も二週間が過ぎた。
新一年は部活も始まりだし秀応高校の空気に馴染みだしている。
そんな中、二宮 郁もクラスの輪に入り日々を過ごしていた。
バイトも友人の紹介で決まりそうだし、女子とも会話やメールをしたりと充実している、
ように見えるが、郁にはどうしても満足できなかった。
「郁、次の時間体育だぞー」
男子生徒に声をかけられて我に帰る。しまった、着替え忘れた・・・。
借りたいところだが、他のクラスに知り合いはいない。
「先、着替えてるぞー」
そうだ、一人いる。
中目黒 光が・・・。
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