第二章:どん底からの挑戦者

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4月も二週間が過ぎた。 新一年は部活も始まりだし秀応高校の空気に馴染みだしている。 そんな中、二宮 郁もクラスの輪に入り日々を過ごしていた。 バイトも友人の紹介で決まりそうだし、女子とも会話やメールをしたりと充実している、 ように見えるが、郁にはどうしても満足できなかった。 「郁、次の時間体育だぞー」 男子生徒に声をかけられて我に帰る。しまった、着替え忘れた・・・。 借りたいところだが、他のクラスに知り合いはいない。 「先、着替えてるぞー」 そうだ、一人いる。 中目黒 光が・・・。
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