第一章:ショートヘアーの彼女

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ただ偏差値の高い高校に入ることだけを考えていた郁にとって「これから何をするか」ということなど、まったく眼中になかった。 「彼女つくって、バイトして、テキトーに勉強してそこそこの大学入ればいっかな・・・」 3秒で決まった。 どう考えても他にすることが思いあたらない。 とにかく、部活という選択肢は郁の頭にはなかった。 「彼女、うーんなかなか難しい課題だが充実した高校生活を送るためには必要不可欠なポイントだ・・・・!」 一人でぶつぶつとつぶやきながら校舎を歩く。 「あ・・・」
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