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「床硬い、頭痛い、腰痛い、寝難い……」
《のび太だったら座布団さえあれば速効寝れますよ》
「俺はのび太じゃねぇよ……」
たく、あんな脳がスカスカな小学生と一緒にすんなし……。
っと……い~ぃ、眠気の……波……が……。
「………………」
《あれ?マスター?どうしました?……寝ましたか》
全く、いつも神経すり減らしてまで開発するんですから……。
《もう……9年になりますね。私が初めて起動して、貴方がマスターになってから……》
激動の9年でしたね……あっと言う間……。
マスター……もう、休まれても良いのでは……。
貴方はもう充分に生き長らえて来ました……そろそろ……体を休めてください。
数ヵ月、半年しか生きられないのなら……せめて……せめて……一日でも長く……生きてください……。
────────。
《……時間ですね……それじゃあ……起こしますか。……らっつぁらっつぁらーららららっつぁ~!!!らららららららぁ~!!!》
「うっせぇ……なっ……何で……一部ビートまりおのオーエン何だよ……」
《お~、一発で起きましたか》
こいつ……耳元でそんなん流されたら起きる位分かるよな。
耳いてぇ~……。
「ん~っ!……くっ~……ふぅ……体痛い……」
俺は立ち上がり、背筋を伸ばす。
これがまた気持ち良いのさ……。
「お……インストール終わってるな、どれどれ」
俺は装置の中からデバイスを取り出し、起動させる。
「……うし、完成だな」
ちゃんと起動してるし、後は武器の調子か。
これはあいつにセットアップさせてからだな。
あいつ起こさないと……。
つうか……部屋何処だっけ?……まぁ良いや。
探そう。
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