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「お~い、神田~。出てこいや!!!」
《微妙な物真似止めてくれませんか》
「さーせんさーせんっと」
若干まだ寝惚けとりゃーす……あぁ、眠たい……。
「つうか、インテよ。一応場所くらい教えろよ」
全く、めんどくさい事この上無い。
「まぁ、魔力辿りゃ良いんだがな」
《あ、次右ですね》
「あえて左に行こうと思う」
《死ね馬鹿マスター》
「だが断る。まぁほんの冗談だ。さてっと、起きてると良いが」
大地サイド
「お~い、神田~、出てこいや!!!」
朝、奴の意味分からん言葉で起こされた。
朝から何をやっているんだ……。
「はぁ……あいつの性格が良く分からん……」
俺は仕方ないので起きる事にした。
さっきから足音が近付いてきてるが、こっちに向かってるのか?
なら、来るまで待つとするか。
それから数秒して、奴はドアを叩く。
ドンドン!!
「おーい、起きろ~」
ドンドン!!!ドンドン!!!ドンドン!!!
煩い……俺はドアを勢い良く開ける。
「朝っぱらから煩い!起きてる!」
「っーーーー!……鼻が……」
「ん?どうした?」
「……て……てめぇが……ドアを思いきり開けるからだろうがぁぁぁぁぁぁ!!!鼻潰れるとこだったぞこんにゃろう!!!」
本当に煩いわ奴だ、少しは黙れないものか。
「それで……どうした」
「どうしたもこうしたもねぇよ。ホラよ」
何かを投げ渡してくる。俺はそれを受けとり、見てみる。
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