僕の変な家族を紹介します

僕のイヨ子を紹介します

この前、イヨ子と二人でテレビを見てました。

そこには「デーモン小暮閣下」がいました。

イ「この人なんで化粧してるんだろうねぇ」

俺「んー、なんでだろうね」

イ「きっと、
シャイなんだろうねぇ」

…ん？

…シャイ？

閣下の姿を見て、
「シャイ」の一言で片付けたおばあちゃんに、

「乾杯」

というわけで、イヨ子のお弁当の話をします。

おばあちゃんの得意料理といったら、
「卵焼き」です。

あ、もちろん自称ですよ。

お弁当には、その卵焼きが頻繁に入っていました。

その卵焼きの特徴を言いますと、

なんと！

隠し味に、「そばつゆ」が入っているんですよ！

…隠しきれていない

…隠し味

そばつゆは、とても自己主張が強かったです。

そばつゆ「オレ、ここにいるからねー。
隠し味だからねー。
ほらほらー。」

…ほらほらじゃねぇよ

基本的に、おいしくはありませんでした。

そばつゆさえなければ、もう少しフツーなんでしょうけど…

でも、そう思ってるのはオレだけで、
実際はおいしいのかもしれない。

そう思い、友達に食べさせたことがあります。

俺「ちょっとこの卵焼き食べてみてくんない？」

友「ん、別にいいよー」

俺「はい（卵焼きを渡す）」

友「もぐもぐ」

俺「どう？」

友「うん。」

俺「うん。」

友「ん？」

俺「ん？」

友「んー」

俺「んー」

友「…うん。」

俺「…うん。」

俺＆友「「…ごめん」」

…ごめん

その後も卵焼きにそばつゆを入れ続けた、
おばあちゃんに、

「乾杯」

中三の頃、初めてお弁当に冷凍の「エビグラタン」が入っていました。

オレはそれを食べて、とても感激しました。

俺「おばあちゃん、エビグラタンおいしかったー。
アレなら毎日でも食べれるよ。」

イ「んだかー。
わかった。」

…このとき

…オレは

…知らなかった

…中学校から高校までの四年間

…ほんとに毎日

…「エビグラタン」を

…お弁当に

…入れられるなんて…

そんな有言実行なおばあちゃんに、

「乾杯」

あ、総理大臣が靖国神社に？

…うん。

…まぁ、ありがとう。
おばあちゃん