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バチッ
盗み見ていた筈の俺の目と、卓の目がバッチリと合う。
「……お前、今すっごく失礼な事考えて無かったか?」
す、鋭いっ!
「ななな何にもっ。今日の昼メシ何にしよっかなーって考えてただけだよ!」
「………」
卓の両の目は、たじろいで泳ぎまくっている将太の目を疑わしげに捉える。
というか、将太の様子からは、将太の発言が嘘であることが丸分かりだった。
卓は、はぁ…と短くため息をつくと
「…ま、そういう事にしといてやるよ」
また視線を廊下の奥に戻して、スタスタと歩き始める。
よかった!
バレてないみたいだ!
「卓、待ってー!」
将太は飼い主についていく犬のように、慌ててその後ろ姿を追い掛けた。
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