つながる想い

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「ヤキモチ……か……」 ぼそりと呟く、その言葉も。 晴天に吸い込まれていった。 カシャン 将太はフェンスにもたれ掛かって空を見上げる。 いい天気だなぁ。 こんな日は、グラウンドで思いっきり走り回りたい。 …サッカー、やりたいな。 ……………………… 普段は明るい将太も、今日はかなり滅入っていた。 何か、疲れた。 ずるずるとその場に座り込む。 目を伏せていたから。 「………将太……」 屋上に、誰か来たことにも気が付かなかった。  
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