キョン子の憂鬱

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「いってきます」 「いってらっしゃい」 母の声。 それを確認して、俺は外に出た。 「くぁ……」 眩しい。 玄関の前で立ち尽くしていると、背中を叩かれた。 「邪魔よ」 キョン子が歩き出す。 俺も後に続いて、歩き出す。 「どうかしたの?」 キョン子が此方を向いて、聞いてくる。
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