日常 首なしライダー主観

1/1
前へ
/20ページ
次へ

日常 首なしライダー主観

あぁ、今日も平和だ。 そんなことを思いながら相棒のバイク、シューターに乗りながら池袋の街を駆ける。 首なしライダーの名前は セルティ・ストゥルルソン。 人間ではない。 俗に『デュラハン(ドゥラハン)』と呼ばれる存在だ。 今はバイクになっているが、シューターも首なし馬だ。 キキィッ セルティはバイクを止める。 そして、マンションの中に入っていく。 鍵を開け部屋に入ると 「おかえり、セルティ」 『ただいま』 セルティはPADを同居人である新羅に見せる。 岸谷 新羅 職業 出張闇医者 「今日の仕事はどうだった?」 『特にこれといった事はない。』 「そう あ、そういえばチャットの皆がなんか提案してたよ なんか鍋パーティーするみたい」 『新羅… 勝手に見たのか?』 「ごめんよ 次々と更新されていくから気になってね」 セルティはため息を吐くような素振り(もし頭があったら盛大に吐いているだろう)をしてパソコンの前に座る。 それが非日常の始まりだと気付かずに
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加