桜に包まれた学校

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今日から、自分達は小学生になる。今まで通っていた保育園とは、1・2分歩けば着く距離にあった。 その学校のまわりは、桜が咲いて居た。まるで、桜の木の上にあるみたいだった…。 自分は、学校から少し遠い位置に住んでいた。朝の登校にはバスを使うくらい…。 自分にとって、バスに乗るのは生まれて初めてだった。 『カッコイイ!!』初めての感想だった。 バスを降りる時に、シュッと定期券を出す。何か、大人になったみたいで…。 バスを降りてからは、ちっこい悪ガキの考える事…。えんせきに昇ってみたり、前の人のランドセルのカギを開けたりしていた。 学校の近くの坂には毎日朝、校長先生が立っており、カンチョウをしていた。(校長先生も笑顔でやり返して来る。) 学校に着いてもハイテンション。(今思えば、よく保っていたと思う…。) 帰りは、同じ方面の友達と先生とで帰った。 そんな日々を毎日繰り返していた。 毎日が、楽しくてしょうがなかった。 もちろん、マラソン大会や運動会も楽しかった。(ほぼ、ビリだったけど…。) その他の行事も好きだった。(プールや雪合戦、遠足や社会科見学…。) 授業は、国語と書写意外なら好きだった。(字が汚いため…。) 入学してからの月日は、木の寿命の様に永くて、桜がちる様に早かった。 そして、自分達は2年生になった。
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