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「やばい…やばいぞぉ!」
「えーっと学校までチャリで15分かかるから最低でも8時にはでなきゃ間に合わない……って考えてる暇かーー!!」
龍平はベッドから跳ね起き、制服に着替えて、荷物を持って階段を降りた。
リビングにつながる扉を開けると母さんがエプロンを着て、龍平の弁当を作っていた。
「なぁーーんで起こしてくれなかったの!?」
「だーから言ったでしょ!!昨日早く寝ろって!」
くそぉ!悔しい!悔しすぎる!
「はいっ。弁当できたわよ。あとパン焼けたわよ~」
「パンなんて食ってる時間ねぇーよ!もう行ってくっから。」
龍平は新しい革靴を履き、玄関を出て急いでチャリに乗って学校へ向かった。
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