彼女が宙に浮いた理由

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  「なんだ童! 話を聞いておったのか? ふっふっふ!そんな事はないぞ?余は!!そのうち必ず口から火を吐いてみせる!!」 というか口から火を吐くのって、神様って設定としてはどうなんだろう? まぁいいけど。 「できないよー!! そんな事できる人なんていないって、お父さん言ってたもん!!」 「童。余は人であって人ではない。 よく聞くがいい。 余こそこの世に降臨した唯一神!!この世を救うべく地上に降り立った尊き存在なのだ」 「……お姉ちゃんって……馬鹿の人なんだね……」 その少女の反応は、非常に素直で常識的だった。 「ふぁーっく!!」 そしてすぐに逆上する唯ちゃん。 唯ちゃんの心の器は、地上の誰よりも小さい。  
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