お守り

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「あなたはできる限りの事はやったわ。悔いの無いようにね。あと、これを持って行きなさい。」   そう言って、手作りらしきお守りを渡した。    「お母さん・・・・ありがとう・・・・。私、頑張るね!」   「うん!頑張ってらっしゃい。 それと、お守りは開けると効力が無くなっちゃうから絶対に開けちゃだめよ。」   そして、試験に望んだ。         合格者発表・・・・ 「125・・・・127・・・・あっ・・・・あった!!」   見事合格したのである。     そして、その大学も見事卒業し、優秀な学歴で社会に出た。   しかし、ここで悲しい出来事が起こる。 母親が病気で他界したのだ。   娘は、悲しみで毎日枕を涙で濡らした。何せ、今まで女手ひとつで育ててきてくれたのだ。     ふと、あのお守りの事を思い出した。 開けちゃだめだと言っていた。しかし母親はもういない。そう思いお守りを開けた。 その中には一切れの紙が入っていた。何かが書いてある。       『お前さえいなければ、私の人生はもう少し楽だったのに。大学なんてなければ・・・・。お前なんてシネシネシネシネシネシネシネシネ
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