ぴぴぴのお兄さん
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ぴぴぴのお兄さん
健太と初男の二人は小さい歩幅で一生懸命に歩き、住宅街を突き抜け神社までやってきた。 「少し休もうよ」 初男の言葉に健太は、誰もいない神社の境内にある大きな杉の木の下で休むことにした。 二人はそこに座り込んだ。 そしてひと呼吸置いてから初男が健太に言った。 「これからどっちへ探しにいくの?」 「海の方だよ」
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