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NEXT1KILL
「スマン黒澤、
オレが生きるために
………死んでくれ!!」
そう言うと解剖用のメスを掴みオレ目掛けて振り回してきた
「うわぁあ!?」
オレは逃げようとドアに手をかけるが開かない
「無駄だぞ黒澤
カギはオレが持ってる」
ここ理科準備室は危険な薬品や刃物などが多く保管されているためどちら側からもカギがないと出入りが出来なくなっている
「もう時間がないんだ」
大倉が少しずつ近づいてくる
(なんなんだよ!?どうなってんだよ!?)
(『教えてやろうか?』)
(!?)
不意に混乱している頭に声が響き渡る
(誰だ!?)
(『オレはお前、
人は誰しも殺意という感情が存在する
オレはお前の殺意、
殺意は制御出来ない感情
いつ爆発したっておかしくない感情
お前の右手、大倉の左腕の刻印は上が制限時間、下が時間内に殺さなければならない人数
だれがこんなくだらないもんを植え付けたか知らねぇがこの制限時間内に決められた人数殺さねぇと自分が死ぬ
いわゆるサバイバルゲームだ
死にたくなかったら大倉を殺せ』)
(そんなこといきなり言われたって)
いきなりのことに混乱は増すばかりで体が動かないでいたオレ目掛けて大倉がメスを振り下ろす
「ひっ!?」
自分目掛けて振り降ろされる刃物に恐怖したオレは腰が抜け、その場に崩れる
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