挑む為に

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リリス「そうだろうね。」 クスクスと笑うリリス・・・・ 東雲「北嶋が殺されても構わないのか?」 リリス「どうぞ。」 やはり笑いながら言うリリス・・・・ 好意を持っている相手とぶつかるであろう俺に手を貸しているリリス・・・・ 東雲「何を企んでいる?」 リリス「何も。強いて言うなら、顔見せ・・・・かな?」 東雲「顔見せ?北嶋にか?」 リリス「いや。あのお方もそうだが、あのお方に集まる者全てに向けて・・・・だね。」 神崎や九尾狐にも存在を露わにしようと言う事か? リリス「神崎は既に私の存在を知っているよ。水谷の力を受け継いだ時から、ね。」 益々以て意味が解らない。 解らないが・・・・・ 東雲「まぁいいさ。お前が俺を一段高みに連れて行ってくれた事には変わらない。例え魅了の術を使っていようともな。」 どんな思惑があるのか解らない。 解らないが、俺はリリスに感謝している。 あのままの俺ならば、北嶋には一生及ばないだろうし、地の王からヒヒイロカネを奪う事もできなかったのだから。
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