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「先程の十人は無しだ!!」
漆原「ど、どうしたんですか先生!?」
俺は鞄を持って退出する準備をしながら言った。
「お前等も動くな!!俺がいいと言うまで普通にしていろ!!いいな!!」
下手に動かれたらヤバい!!
俺の直感が騒いでいる!!
漆原「はぁ・・・先生がそう言うなら・・・」
漆原は頭を掻きながら頷く。
「いいか?俺の指示無しに動いたら殺すぞ!!」
本気の殺意を向ける俺!!
漆原「わ、解ってますよ先生!!怖い事は言いっこ無しですぜ!!」
両手をブンブン振って了承する漆原・・・
漆原「き、北嶋ってのは、そんなにヤバい奴なんですかい?簡単に人が殺せる呪術師の東雲先生でも・・・・」
俺は目を見開いて威嚇した。
漆原「ひっ!!」
東雲「俺の名を軽々しく口に出すなと言っただろう!!」
漆原は身体を丸めながら弁解をする。
漆原「だ、大丈夫でさぁ・・・・この部屋には盗聴器なんか・・・がふっ!!」
丸めた身体に蹴りを入れる俺!!
東雲「お前みたいな迂闊な馬鹿が、他でポロッと言っちまう事を防ぐ為だカス!!」
震えながらウンウン頷く漆原を一瞥し、俺は部屋から出て行った。
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