弱み

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新興宗教には良い噂は流れる事は無い。 それを逆手に取って、贄を提供して貰う代わりに金塊をくれてやっていたのだが・・・・ 東雲「後悔しても後の祭りか!!」 ならば先手を打って殺す事を考えるしかない。 俺もこの業界では多少名の知れた呪術師だ。 策を立てれば、五分以上に持ち込める自信はあるが・・・ 東雲「折角集めた贄を全て使う事になるかもな・・・・」 俺はある事情により、人間の霊魂を集めている。 贄とは霊魂の事だ。 地の王の棲む場所の遥か先に、俺の求める物がある。 それは生身の俺には行ける場所ではない。 だから代わりに霊魂を使って取りに行かせている訳だが・・・・ 地の王が邪魔をして、未だに其処には辿り着けない。 いや、地の王が支配する領域だからこそ、俺が求める物がある訳だが。 東雲「地の王と北嶋・・・・両方は無理・・・か・・・」 両方? 何の気無しに呟いた自分の一言に我に返る!! 東雲「もしかしたら・・・・いけるか?」 俺の頭に、一つの案が浮かんだ!!
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