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私は早速事件現場の鉱山に向かった。
やはり殺人現場(?)なだけあって、警察官の姿がちらほらと目に入る。
観光地として機能している鉱山跡地は、無理やり営業を開始したようだが、元々観光客などあまり来ない場所だ。
加えて人がかなり死んだ場所・・・
観光客は愚か、地元の人さえもあまり寄り付かなくなっている様子だ。
それは私にとっては好都合と言える。
神崎「さすがに事件のあった場所は立ち入り禁止になっているわ。」
セーフティーコーンを置いてバリケードを作り、立ち入り禁止の看板を立てて、人が入れないようにしている。
そこは人一人が入れるような横穴・・・
それなりに整備はしているが、元々開放はしていない感じだ。
神崎「何故ここに入るの?何故ここで死ぬの?」
辺りをキョロキョロ見る。
周りには誰もいない。
神崎「・・・入っちゃえ!!」
私はバリケードを引っ張り、少し隙間を開けて、そこから入っていった。
入り口付近は明かりが漏れて視界に不安は無い。
取り敢えず明かりが途切れる所まで行く事にした。
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