弱み

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これ以上は・・・ そう思いつつも、歩みが止まらない。 私はそんなに好奇心があったのか? それとも 誰かに誘われているのか? 解らないけど、足が止まる事はない。 ピシャン・・・・ 神崎「ひゃっ!!」 冷たさに驚いて飛び上がる。 上を見上げると、岩と岩の隙間から水滴が落ちているのを確認した。 神崎「崩落とかしないでしょうね・・・・・」 上を気にしながら歩くと、何かに躓く。 下を見る私・・・・ 暗闇に慣れた目が、躓いた物を特定する。 神崎「工事とかで使うスコップ?と、ツルハシ?」 今は使われていない鉱山に、何故・・・・? 鉱石を取るならエンジン式の削岩機とか・・・・・ キラッ・・・・ 暗闇に似つかわしくない光・・・・ それを手に取る。 神崎「金だわ。まだ金が出るのか・・・・・・」 だからスコップとツルハシが・・・・ 私は落ちていた場所に金を置いた。 その時!! ―――貴様はそれが目当てでは無いのか・・・・ 地の底から唸るように誰かが私に話し掛けた!!
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