弱み

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神崎「ありがとうございます!!早速お伺いさせて頂きます!!」 私は笑いながら答えた!! ―――俺の元に来れると言うのか? 私はスッと目を閉じて詠唱した。 神崎「幽玄の歩み・・・」 私の身体が地中に沈んだ!! ―――女!!貴様生身で冥界に来れるのか!? 地の王が驚愕した!! 私も師匠以外にできる人は知らない。 師匠のお力を授けて貰った今だからできるだけ。 程なく地に足が触れる。 スッと目を開ける私・・・ 神崎「貴方様が・・・地の王・・・!!」 喜びに震える私!! 海神様と死と再生の神様と同格の神気がそこに在る!! ―――驚くべき女だな貴様は・・・ 呆れているようであり、誉めて頂いているようでもあり・・・ そのお姿は力強く、逞しく・・・・ 真っ白い毛に斑尾模様の身体・・・・ ―――冥界に来れる者ならば、益々以て奴の手の者では無い・・・か・・・ お姿を拝見して見とれていた私は、ハッと我に返る。 神崎「奴・・・とは?」 地の王がクッとお顔を歪めた。 ―――俺の宝・・・地上には殆ど無い、鉱石を狙っている馬鹿者の事だ!! 大気が震える錯覚に陥る程、地の王の神気が膨れ上がった。
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