46435人が本棚に入れています
本棚に追加
/943ページ
神崎「ありがとうございます!!早速お伺いさせて頂きます!!」
私は笑いながら答えた!!
―――俺の元に来れると言うのか?
私はスッと目を閉じて詠唱した。
神崎「幽玄の歩み・・・」
私の身体が地中に沈んだ!!
―――女!!貴様生身で冥界に来れるのか!?
地の王が驚愕した!!
私も師匠以外にできる人は知らない。
師匠のお力を授けて貰った今だからできるだけ。
程なく地に足が触れる。
スッと目を開ける私・・・
神崎「貴方様が・・・地の王・・・!!」
喜びに震える私!!
海神様と死と再生の神様と同格の神気がそこに在る!!
―――驚くべき女だな貴様は・・・
呆れているようであり、誉めて頂いているようでもあり・・・
そのお姿は力強く、逞しく・・・・
真っ白い毛に斑尾模様の身体・・・・
―――冥界に来れる者ならば、益々以て奴の手の者では無い・・・か・・・
お姿を拝見して見とれていた私は、ハッと我に返る。
神崎「奴・・・とは?」
地の王がクッとお顔を歪めた。
―――俺の宝・・・地上には殆ど無い、鉱石を狙っている馬鹿者の事だ!!
大気が震える錯覚に陥る程、地の王の神気が膨れ上がった。
最初のコメントを投稿しよう!