弱み

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―――まぁ良かろう・・・・生身で冥界に来れた人間を見たのは初めてだ。 特別に見せてやろう。 地の王が身体を避け、首をクイッと傾ける。 付いて来い、と言う意味だろうか? 地の王の後ろに続いた私・・・ 程なく行くと、銀色の塊が目に入る。 神崎「銀?プラチナ?・・・・いえ・・・違うわ・・・」 それは鉱物とは思えない存在感を発していた!! ―――今は眠っている状態だが、起こしたらば金の光を発する鉱石になる。 鉱物が眠っている? 意思があると言う事だろうか・・・ 良く見る私・・・・ 目がざわめく感じを覚える・・・・ 神崎「もしかして・・・・ヒヒイロカネ!!」 フッと笑う地の王!! ―――そうだ!!金剛石より硬く!!水鳥の羽根より軽い!!伝説の鉱石、ヒヒイロカネだ!! 地の王が護っている鉱物はヒヒイロカネ!! 実物を見るのは勿論初めてだ!! 足元が定まらない感覚に陥る!! 私は立っているのがやっとな程、興奮していた!!
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