弱み

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神崎「で、ではどうやって・・・・」 更に険しくなる地の王・・・・ ―――殺した人間を使役して奪いに来るのだ!! 殺した人間!! まさか健寿教の信者がここで死んでいるのは!! 神崎「申し訳ありませんが、詳しくお話をお聞かせ願えませんか!!」 声が高くなる私!! ―――勿論、話をしてやる。その代わり、お前が元凶を仕留めろ。俺はここから出れぬ故、防戦のみしかできぬのだ。 神崎「それは勿論!!私にお任せ下さい!!」 胸を叩く私!! 東雲さんの案件もそうだが、健寿教そのものも許せない!! 法で裁けない相手ならば私が倒す!! 地の王は満足そうに頷く・・・・ そして口を開いた。 ―――初めに言っておくが、俺は敵の姿を知らぬ。巧妙に隠しているのは勿論、奪いに来る亡者の記憶にさえ、奴の姿は映っていないからだ。 殺して使役している亡者にさえ、姿も気配も悟られないとは・・・・ 改めて敵の力量が巨大だと感じた・・・・
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