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神すら欺くとは・・・・
その力量に驚嘆さえ覚える私・・・・
呪術師の情報が全く得れないとは、流石に予想外だった。
神崎「私が教団から情報を・・・・」
地の王はゆっくり首を横に振る。
―――お前は確かに凄まじい力量を持っているが、相手が相手、手の内を読まれているとも限らない。
私の身を案じているんだ・・・・
神崎「しかし、このままでは死人が・・・・」
そこでハッとする私。
横穴に侵入して来る人間を生きたまま取り押さえれれば、健寿教の悪事の証人くらいにはなるかも・・・
警察に証人として引き渡す事ができれば、少なくとも教団からは死人が出ない。
神崎「私、毎日ここに来ます!!そして教団の人間を取り押さえます!!」
―――呪殺はどうする?
胸を叩く私!!
神崎「呪殺は勿論!!私が食い止めます!!逆に呪詛返ししてやりますよ!!」
地の王は驚いた表情を作り、それを解くと同時に笑う。
―――ふっ、頼もしい女だな・・・
それは地の王のお許しを得た事を意味していた。
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