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千堂「せ、せめて毎日連絡取らせてよ!!」
―――それはそうなるだろう?貴様がちゃんと仕事をしていれば・・・な。
九尾狐の目が鋭さを増す!!
凄い妖気だ・・・・・
女の目を介しているだけでも解る・・・・!!
千堂「・・・・つまりちゃんと仕事をしていれば、毎日情報は勇さんに渡す事になる・・・と言ってるのね・・・」
―――そう言う事だ。理解できたな?
これ以上は言わせないとばかりに睨み付ける九尾狐・・・・
完全に飲まれている女・・・・
その場にへたり込むように座る。
―――解ったなら、少しばかり褒美をやろう。
九尾狐は大妖に変化する!!
東雲「うおっ!!」
思わず叫んだ俺!!
千堂「な、何!?」
女も怯んで後退る!!
九尾狐は九つの尾を女に奮った!!
千堂「きゃあ!!」
ボウッ!!
東雲「何ぃ!?」
女が叫んだと同時に呪印を書いた紙が燃え上がる!!
―――本来ならばこの女は知らぬ!!だが、貴様が勇の邪魔をする敵ならば、先ずは貴様から葬られると心得よ!!
女・・・・いや、女の向こうに『居る』俺に対しての警告!!
東雲「・・・・・何故解った・・・・」
俺は漸く、その言葉だけ絞り出す事ができた・・・・
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