いない北嶋!!

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北嶋「オッサンが変わろうが変わるまいが、俺の知った事か。」 手で追い払う仕草をする勇。 丸本「そ、そこを何とか!!」 勇の足元にすり寄り、更に土下座をした。 北嶋「しつけーなぁ!!・・・・ん?・・・・ふーん・・・あちゃ~・・・繋がったのか・・・だから鏡を掛けたままってのは面倒になるんだよなぁ・・・・・」 勇は頭を掻きながら渋い顔をした。 周りから見れば独り言を言ってるように映るだろうが、この時勇は丸本の女房と会話をしていたのだ。 北嶋「オッサン。仕方ないから教えてやろう。」 顔を上げた丸本。 その表情が明るくなっている。 北嶋「ただし、だ。オッサンが以前勤めていた鉱山からかっぱらった物を俺にくれ。」 丸本「か、かっぱらった物??」 本当に心当たりが無いように、首を捻る。 北嶋「かっぱらったと言う自覚はないか。まぁ、そうだろうな。オッサンの家にある置き物だが、オッサンは要らないだろ。それをくれたら教えてやる。」 丸本「解った、何の事か解らないが、欲しいならやる!!」 丸本と取引成立となり、丸本は自殺を思い留まる程大勝ちを収め、妾達は丸本の『盗んだ物』を回収する為に丸本の自宅に招かれた。
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