いない北嶋!!

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朝っぱらから俺を叩き起こす丸本のオッサン。 死んだ女房に請われた形で留まっている俺は、正直言って起こされるのは迷惑だ。 北嶋「なんだよオッサン・・・・」 軽く伸びをし、オッサンを睨み付ける。 丸本「起きたか!!さぁ!!行こう!!間に合わないぞ!!」 満面の笑みをし、俺の腕をグイグイ引っ張るオッサン。 俺はその手を払い退ける。 北嶋「行くって、どこにだよ?」 丸本「パチンコ屋にだよ!!早くしないと開店に間に合わないぞ!!」 全く意味が解らない俺。 行きたいなら勝手に行けばいい。 北嶋「俺は行くつもりは無いんだがな。」 オッサンは仰天した!! そして俺に縋り付く!! 丸本「俺とアンタが組めば、無敵だ!!これからはパチプロとして、のしていこうぜ!!」 哀願にも似たオッサンの提案!! 俺はムカついてしまい、オッサンの残り少ない髪の毛をグイっと引っ張って顔を近付けた!! 北嶋「俺とオッサンが組めば?調子乗るなよオッサン。お前は何もやってねぇだろう。全て俺の力だ。甘ったれんな。」 そのままオッサンを床にへばり付かせるよう、腕を下に降ろした。
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