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オッサンは「ぐえっ!!」と言いながら床に転がる。
北嶋「お前は俺を利用したいだけだオッサン。生憎と利用される程お人好しじゃないんでな。」
這いつくばっているオッサンを無視して着替えをする俺。
丸本「ま、待ってくれ!!今日!!今日だけ!!」
足に纏わりつくオッサン・・・・・
俺はオッサンを睨み付け、そのまま膝を顔面に叩き込んだ。
丸本「ぐあ!!」
足から手を離し、そのまま鼻を押さえる。
北嶋「昨日も今日だけ、と言った筈だがな。その分の対価は貰った。今日の分の対価は何だオッサン?」
丸本「た、対価?」
涙目になりながら俺に聞いてくる。
北嶋「仕事をしたら報酬を貰うのは当然だろう?」
丸本「な、仲間に報酬を・・・ぎゃっ!!」
最後まで言わせずに顎を蹴りで跳ね上げる。
北嶋「仲間とは対等の関係の事を言うんだよ。お前は俺を利用したいだけだろ。利用されてやる代わりに対価をよこせ、と言ってるだけだ。」
もっとも、オッサンが用意できる対価など、俺には必要がない。
要らない物なら突っぱねる。
ただそれだけだ。
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