挑む為に

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マズい!!マズいマズいマズいマズい!!! 九尾狐に『視』られた!! 北嶋にも情報は行くだろう!! 噂だけで聞いたとはいえ、あんな化け物とやり合ったら命が幾つあっても足りない!! 俺は速攻で荷物を纏める!! ヒヒイロカネは惜しいが、自分の命が一番だ!! 文字通り逃げるように部屋のドアを開ける俺!! 東雲「うおっ!!!」 本気で驚いて飛び上がる!! ドアの向こうに、黒いコートを羽織っている初老の白人と、黒いスーツをラフに着ている若い男が立って、俺を見ていたのだ!! 東雲「な、なんだ貴様等は!!」 二歩、三歩と後退る俺・・・・ いきなり現れたのも驚いたが、何より、その霊力・・・・・ 俺なんか遥かに凌駕していた!! 「・・・・君が本当に・・・あの神崎を欺いたのかね?」 初老の白人が溜め息を付き、幻滅している・・・・ 「ふん、神崎は初の依頼で浮かれてんだろう。じゃなきゃ、ババァの力もたかが知れてる事になるぜ!!」 スーツの方は日本人か? 心なしか、苛々しているような・・・・
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