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東雲「な、何故貴様等がその事を知っている!?」
神崎を欺いたのは、俺だけしか知らない筈だ・・・・
健寿教の教祖、漆原も知らない・・・・
「ふん、テメェの事なんざ興味ねぇよカス!!追っていたのは神崎の方だ!!」
スーツの男は面白く無さそうに、床を蹴る。
コートの男が遠慮も見せずに部屋に入ってきた!!
東雲「俺の部屋に勝手に入るな!!」
心臓の鼓動が尋常じゃない程高鳴っている!!
俺はこいつ等にビビっているのだ!!
「はぁ~あ・・・・とんだヘタレだぜこいつ・・・・マグレとはいえ、神崎を欺いたから、そこそこと思ったんだがな・・・どうする?お嬢?」
スーツの男が頭を掻きながら振り返って聞いた。
そこで、俺は初めて、こいつ等の他に人間がいたのを知った。
慌てて後方に目を向ける・・・・
東雲「・・・・っく・・・・」
お嬢と呼ばれる女を見た途端、俺の身体から力が抜け落ちる感覚に陥った!!
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